予備試験論文Fランクからリベンジするブログ

本日予備試験短答式試験の合格発表なので振り返ってみます。

 
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令和2年予備試験の短答式試験の振り返りということで、

ブログをアップしようと思っていましたが、

論文対策を開始したりとバタバタしておりました。

短答式の合格に合わせてブログをアップしようと思ったのですが、
発表後にアップすると、合格結果の影響を受けた内容になるので

合格⇒成功した
不合格⇒失敗した
とバイアスがかかりそうなので、
公平・中立な合格発表前にアップしました。

昨年の短答式不合格から行ってきた全体的な対策としては
①11月に肢別本を購入し、通勤中に解いていたので、条文などは一切確認せず。
解いては解説を確認してという方法でひたすら進めました。
肢別本の中でも解く問題は予備試験の問題、司法試験の問題を中心に解きました。
旧司法試験やオリジナル問題にも手を出して解いたりもしましたが、
7科目を回すスピードが遅くなってしまったので断念しました。
途中で過去問形式の問題(早稲田セミナーのもの)も解きましたが、
自宅でなかなか時間が取れず過去問形式での演習もあまりできませんでした。

今回はコロナウイルスの影響もあり、
自粛期間中はやる気が減退し、5月中はほとんどの時間をゲームに費やしてしまいました。
緊急事態宣言も解除され 延期後の試験日も決まりようやく、試験勉強が再開し始めました。
6月以降はなるべく全科目均一に回転させたい意図もあり、
予備試験の出題肢→司法試験の出題肢に順番に解いて、7月の中旬くらいまでかかりました。
2週間くらいでもとの科目に戻ってこれるので、全科目を回転させるという意味ではとても効果があったと思います。

②7月の中旬以降はさすがに肢別本の問題を解きっぱなしでは、知識がとっちらかっていると思ったので、逐条テキストの出題マーク部分を中心に読み進めました。
この際に肢別本の間違えた問題や不安な部分に付箋を貼ってすぐに見直せるようにしておきました。
こんな感じで勉強しながら試験日を迎えました。

~試験当日~
当日の確認書籍は逐条テキスト7科目(憲法は行政書士のトリセツ)と
ケータイ司法書士の民法を持参しました。
結構緊張していたので、あまり参照できなかったです。
昨年の短答の時も思ったことですが、軽い六法だけで良かったと思います。
①持ち物が重くなるだけで体力がなくなるのことと、
②当日勉強するとそれだけで疲れるような気がします。
①と②を考えると、何も確認せず、試験に集中するのもありだと感じました。
昨年失敗した冷房対策も今年は長袖のシャツを持参しました。
コロナ対策の影響もあるのか、冷房の風が強かったように思えます。
会場の中ではずっと長袖のシャツを着ていました。
休み時間には、トイレ休憩も兼ねて身体を温めるために部屋の外に出ていました。

~民事系~
【試験中のこと】
見直しは試験始まるぎりぎりまで確認していましたが、結構疲れてきました。
試験当日は試験を解くことに力を注いだ方がいいのかもしれません。
試験が始まると同時に民法から解き始めようかと思いましたが、頭が全然働かない状況だったので、予定を変更して民訴⇒商法⇒民法の順に解くことにしました。民事系については学説を答えさせる問題は出題されないので上記の順番で解きました。
民訴⇒商法⇒民法の順番は解答に決着が付きやすい順番なのかなと感じています。

【各科目について】

●民法 14点
①試験の出来
総則・物権までは良かったのですが。債権と家族法はからっきしわかりませんでした。
得点出来た問題もきれいに総則と物権の問題でした。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト
・ケータイ司法書士 民法
・合格ゾーンテキスト 改正民法

③改善点
スケジュール上、他の科目と同じ時間しかとっていないため(リスクヘッジのため)
明らかに民法の勉強時間が少なく、テキスト等の読込も甘かったと痛感しています。
次回はケータイ司法書士でなるべく常時全体を見ておく必要があると思いました。
特に債権法の対応がほとんど出来ていませんでした。

●商法 20点
①試験の出来
商法は可もなく不可もなくと割りとスイスイ解けたような感じでした。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト
・ケータイ司法書士
・合格ゾーンテキスト会社法
・最強の会社法
・手形法(早川)

対策としては、11月以降定期的に予備試験と司法試験の肢別本を解いていました。
基本書などもほとんど読んだこともないので、仕組みを理解するためにLECの司法書士 合格ゾーンテキストを1度通読しました。その他にも司法書士の教材を利用し、補強を図りました。司法書士の教材は択一に特化していて、憶えるところが明確になっているので、比較的使いやすかったです。
ただ司法書士用だけあって細かい点や商業登記に言及があるので、司法試験と範囲や深さが異なる部分があるので注意が必要です。

直前期にはさすがに知識を整理しながら定着を図りたかったので、早稲田セミナーの逐条テキストを使用し、肢別本で間違えた問題と不安な場所に付箋を貼っておき、試験前に読もうとしましたが、時間がなく読めませんでした。

手形法は早川先生の本を1周読みましたが、短答に活かせるレベルまで読みこなせたわけではなく、肢別本の演習で身についたものしか解けませんでした。 過去問で出題された範囲を完璧にすれば十分戦えるのかもしれません。

③改善点
司法書士の教材を使用することによって、確実に時間を使ってしまうので、使いどころを吟味する必要がある。使用しなくても逐条テキストの読込等をすれば補える気がする。

●民訴 23点
①試験の出来
複雑訴訟・多数当事者訴訟以外のところはスンナリ解けたところが多かったと思う。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト
・ケータイ司法書士 民訴法(2周)
・合格ゾーンテキスト 民訴法、民執法、民保法(1周)

ケータイ司法書士 民訴法は100ページくらいで短答の民訴法がまとまっていて短時間(1時間~2時間)で復習できるので非常におすすめです。予備試験の短答と司法書士の範囲は結構近いような気がします。
会社法ほど深入りなどもしていないので、まずはここからやるのもありかもしれません。
条文の素読(出題マーク箇所)も行いました。これは結構時間もあまりとられず効果的だと思いました。

③改善点
複雑訴訟・多数当事者訴訟の部分はまだまだ自信がないので、しっかり理解する必要がある。
(毎年のことですが。。。)

~公法系~
【試験中のこと】
憲法で昨年失敗しているだけに緊張していましたが、休み時間もあまり見直しはせずに、試験に突入しました。毎年公法系で時間が足りなくなることはないのですが、憲法のAB問題の正答率があまり高くないので、AB問題以外を先にすべて解き、あまった時間でAB問題をゆっくり解くという作戦をとることにしました。
両科目とも結構解けたのではという感触でした。

【各科目について】

●憲法 21点
①試験の出来
個人的な感想としては結構解けたという印象ですが、さすがに周りも簡単と感じたのだとうと思いました。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト(途中で挫折。。。。)

肢別本の正答率は他の科目と比べると良かったのですが、昨年の失敗も考えると他に何かをしておいた方がいいのではと思い。逐条テキストの読込を他の科目と同様にやる予定でしたが、判例を読むのに時間がかかり、断念しました。(他の科目の知識を確認した方は点数のアップを図れると思い)

③改善点
やはり、判例の問題は今後も出題されることは間違いないので、時間がある時期に判例を確認する必要があると思いました。

●行政法 21点
①試験の出来
過去に受けた行政書士の時の勉強が結構使えた問題が多かった印象です。憲法と同様の印象で結構解けたという感触でした。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト(途中で挫折。。。。)
・行政書士のトリセツ
憲法と同様、肢別本の正答率は他の科目と比べると良かったのですが、

行政事件訴訟法の理解度がイマイチだったので、行政書士のトリセツも併用しました。
行政書士のトリセツは行政書士受験専用のテキストですが、図や表が多くポイントがまとめられているので、
行政法が苦手な方には良いと思います。
逐条テキストの読込を他の科目と同様にやる予定でしたが、
判例を読むのに時間がかかり、断念しました。(他の科目の知識を確認した方は点数のアップを図れると思い)

③改善点
行政法の問題として、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法の条文は読み込み必要があったように思います。条文の知識をストレートに使う問題は得点しやすいのでしっかり得点できるようにするべきがと思います。
判例問題については憲法と同様になりますが、判例の問題は今後も出題されることは間違いないので、時間がある時期に判例を確認する必要があると思いました。

~刑事系~
【試験中のこと】
公法系のテストが終わり、お腹がいっぱいになり過ぎないようにおにぎりを1個だけ食べて、
残り時間を逐条テキストに付けた付箋箇所のみをざっと見直し、休憩をしてました。
民事系の出来は微妙でしたが、昨年失敗した憲法を含む公法系は、割と感触が良かったので、
期待して刑事系の試験に臨みました。
試験が始まると刑法から解き始めようと思ったのですが、第1問目から学説問題だったので、
心を落ち着かせるため、刑事訴訟法の学説問題以外の問題から取り掛かりました。
同様に刑法も学説問題以外の問題に取り組み、残り時間で学説問題の処理に取り掛かりました。
ここで痛恨のミスをしてしまうのですが、終了時間を15:00となぜか勘違いをしていて、
大急ぎで終わっていない問題のマークをしていきました。
15:00間近で、周りの雰囲気がまだ問題をガンガン解いている様子が分かったので、
時間を確認して、あと15分あることにようやく気づきました。
ただ、気付いた時には既に遅く、学説問題をほとんど解かずに試験を終了しました。

【各科目について】

●刑法 16点
①試験の出来
上記のとおり、学説問題はほとんど解いていないので、絶望的な感触でした。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト

③改善点
今回の試験で明確になったことですが、「普段やっていないことは、試験ではできない」ということを痛感させられました。これは語句挿入問題や学説問題です。
普段の模擬試験では、学説問題以外の問題を全て解き終えて、それから考えて解けば少しくらいついて
ちょうど良い点数(20点~24点)がとれていたのですが、試験本番という極限の状況では通じませんでした。
肢別本では学説問題等の記載がほとんどないので、やはり過去問を通して普段から解法を確立しておく必要があると思いました。

●刑事訴訟法 19点

①試験の出来
上記のとおり、学説問題はほとんど解いていないので、絶望的な感触でした。
GPS捜査や司法取引の問題も初めて?出題され少し焦りました。

②試験対策
・肢別本
・逐条テキスト

③改善点
刑法と同様ですが、肢別本では学説問題等の記載がほとんどないので、やはり過去問を通して普段から解法を確立しておく必要があると思いました。

~一般教養~

■一般教養 30点
【試験中のこと】
刑事系の試験を終え、いよいよ最後の科目、休み時間に物理・化学・地学の参考書に目を通し、
刑事系がやばかったことをツイッターで報告するとともに、ツイッターで状況確認をしました。
他の受験生も刑事系がやばかった模様。。
ただ刑事系は比較的毎年時間がヤバくなることが多く、感触も比較的やばくなるのでは?
と個人的な感想を抱いています。
自分がヤバい時には周りの受験生がやばくなっていることに期待してしまいますよね。
結構メンタルブレイクしていたのですが、同じく4A基礎講座を取っているフォロワーの方から励ましのメッセージがありました。
このメッセージに励まされて、闘志が湧いてきました。
本当に感謝してます!!

さて敵は一般教養です。
点数が読めないのがつらいところですが、計算はしていないですが、
おそらく今までの本試験のアベレージで20点くらいは取れているので、
30点くらいは目指していきたいところ。

①試験の出来
戦略は、国語、論理、物理、化学、地学、経済、数学の中から解ける問題を解いていく作戦
国語から解き始めて、10問くらいは見たことがあるような問題をチョイスし
残りは気合いで何とかしました(笑)
おそらく確実に解けたのは、論理1問と経済1問と物理1問と数学2問くらいでしょうか。
残りは自信が全くありません。

②試験対策
・過去問⇒論理・読解(論理の問題は全年度、読解は3年分くらい)
・大学受験の参考書⇒化学・物理・地学(少し見直した程度)
・経済⇒公務員試験の参考書(あまりやっていない)

③改善点
毎年感じていることだが、法律科目で1~2科目失敗してしまうと、短答合格が絶望的になってしまうので、やはり、ある程度対策をしておいた方がいいのではと感じています。
今年は試験直前に詰め込めば大丈夫と思っていましたが、
試験直前は法律科目で追い込むことになるので(どの分野から出題されるかわからないので勉強効率が悪い)、
ある程度余裕のある年内に少しずつ(一日30分くらい)勉強しておくしかないのかなと思いました。

振り返りはこれで終了です。
夕方に発表があるので、結果が楽しみではありませんが、
勉強の成果として見届ける必要があるので、
確認したいと思います!!

 

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